薬膳を意識して過ごせば過ごすほど、
野菜の凄さ
植物の凄さ
自然界に生き、ここまで繋いできたものたちの素晴らしさに気付かされます。
人のように自由に動くことが出来ないというだけで、思想があるとすれば、
それは人間以上であろうと思うのです。
自然さえも自分たちの都合の良いように変えてしまいたいと欲に絆される人間に比べ、
共に生きようとし、ただひたすらに次へ繋ぐことに命をかける。
そんな生命をいただいている人間たち。
そこに向ける感謝の気持ちを忘れてはならないと、
それを
人間に
わかりやすく
伝えようとすると、
私にとって、それが薬膳だった。
身体は食べたものでできている。
これを食べれば病気にならないとか、
不調が治るとか、
そんな一発逆転はなく、
そして万人に良いものなんてない。
私たちの身体、
自然界のもの、
一つひとつ違う。
原理原則を知り、知識として考えたり判断したりする知恵を持つことは、
とても大事。
それ以上に大切なのは、
『体に良い』という知識だけに振り回されることなく、
心や体の声に耳を澄まし、
食事をいただくということなのだろうと
思うのです。
まだまだ知らない
自然界と人間の付き合い方を知り、
『薬膳』という形にして発信していければなぁ~
みんなで共有してこの世に生きる喜びを分かち合いたい。